日立集中スクーリングで立川醤油店へ

ご存知のように茨城県は、都道府県魅力度ランキングで6年連続最下位(;∀;)となっていますが、校外学習の機会を通じて、県外の生徒たちに茨城の魅力を発信したいと思います!!

ここは、常陸太田市にある立川醤油店(たちかわしょうゆてん)。

立川醤油店

「マンゴク醤油」醸造元で、創業はなんと宝暦年間(1751~1763)!

店主の立川氏は、東京の立川市に縁があるそうです。

さかのぼること天正18(1590)年、豊臣秀吉が天下を平定した際、北条氏照の配下にあった立川氏は、八王子で戦火に巻き込まれ、各地に離散しました。

その末裔の一人が文禄4(1595)年、常陸国太田村に移り、佐竹氏に仕えることになったそうです。

江戸時代は酒造を生業としていましたが、明治時代以降、醤油蔵として「マンゴク醤油」をブランド名に掲げ、蔵に伝わる独自の製法を保ちながら、風味のある醤油醸造に取り組んでいらっしゃいます。

はじめに、十二代目のご主人が、醤油ができるまでの過程を丁寧に説明してくださいました。

麹に塩水を混ぜたものを諸味(もろみ)といいますが、瓶詰の諸味を実際に見せていただくと、醤油の香ばしさが鼻をくすぐりました。

店構えや奥の母屋は、古くからの日本家屋の造りになっており、築200年以上とのこと!(゚Д゚)

女将さんが母屋を案内してくださいました。

立川醤油店のおかみさんの案内で母屋を見学

昔の趣をそのまま残しながら、現代の雰囲気が巧く融合されています。

母屋には、幕末に天狗党(てんぐとう=水戸藩主・徳川斉昭の藩政改革を機に結成された尊王攘夷の急進派)が押し入り、金品を強奪していったときの刀傷が、梁や柱に残っています。

長押(なげし)に掛けた絵には、血飛沫がついていると言い伝えられているそうです。

作業場には、茨城県内でもっとも古く、現役で稼働しているボイラーがあります。

醤油のボトル詰めを体験させていただきました。

生徒一人ひとりの名前入り“マイ醤油ボトル”です。

マイ醤油ボトルが完成

最後にキャップを締めて完成!

立川醤油店の皆様、お忙しい中ご対応くださいまして、どうも有難うございました。

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