日立集中スクーリング

校外学習編

ここは,日立市の森山浄水場。特別に許可を頂いて見学しました!!

日立市水道事業の歴史は,大正時代にまでさかのぼります。

当時,日立鉱山や日立製作所が,社宅や寮などへ水道による給水を行なっていました。

  • 昭和13(1938)年,日立製作所多賀工場の工業用水として久慈川の水の導入が検討
  • 昭和15年(1940)から使用を開始。
  • 昭和15(1940)年従業員に飲料水を給水するため,日立製作所の子会社「日立水道株式会社」が設立,翌年,市内の一部で給水が開始されました。
  • 昭和21(1946)年,戦災復興を目的とするまちづくりの一環として,日立市が日立水道株式会社を買収
  • 昭和23(1948)年に「日立市水道」として発足しました。

今回,特別に許可をいただいて,施設を見学させていただきました。

職員の方が浄水のしくみについて実物を見ながら、わかりやすく説明してくださいました。

森山浄水場は,製造能力10.8万トン/月,通常6万トン/月製造で稼働。

日立市南部の久慈川から取水した原水を場内に導き,沈殿・ろ過・消毒などの処理を行い,飲料水として各家庭に配水しています。

展望台は一番見晴らしのいい場所で,太平洋が一望できます。

活性炭と凝集剤を貯めておくタンク。

活性炭と凝集剤を貯めておくタンク

着水井(ちゃくすいせい)では,久慈川の原水の量を一定にして,活性炭などを入れます。

薬品混和池では,原水に凝集剤や塩素を入れてかき混ぜます。

沈殿池では,薬品を混ぜた原水中の泥などを沈め,汚れを取ります。

処理の過程でできる汚泥は,セメントの原料や園芸用の土として再利用されるそうです。

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