Q: 通信制高校の「単位」とは何ですか?
A: 一般的に、「単位」という言葉には「数量をはかるための基準」という意味があります。
高校での単位は、学習の量をはかるための基準ということになります。
例えば、文部科学省によって「現代社会という科目は2単位」と定められています。
全日制高校では、
1週間の授業時間数2時間×年間35週という時間的な学習の量になります
(欠席時数の上限も設けられています)。
一方、通信制高校では、レポート6枚とスクーリング時数2時間
(翔洋学園高等学校では1時間はスクーリング会場で学習、
もう1時間はメディア教材を使って学習)という学習の量になります。
全日制でも通信制でも、それぞれこの基準を満たし、
定期試験に合格することによって単位が修得できます。
一般的に言う単位が取れる取れないというのは、
この基準を満たせるか満たせないかということになってきます。
また、卒業するためには、
3年以上の在籍期間と、74単位以上を修得する必要があります。
全日制高校では、この基準が1科目でも満たせなければ各年度末に留年が決まります。
一方、通信制高校では単位制を採っていますので、
万が一、単位の取れない科目があっても、翌年に取り直すことができるのです。